こんにちは!
もろへいやです!
遂にグランツールが全て終了し、一段落したロードレースシーズン。
今思えばこの厳しい情勢の中よく開催し続けて中止すること無く最後までたり通してくれたなとツール、ジロ、ブエルタの運営には感動すら覚えます。
そう、遂にブエルタが終わってしまいました。
エースナンバーのフルームがやはり本調子ではなく、早々に諦めてカラパスでマイヨロホを取る作戦に切り替えたイネオスとツールから圧巻の選手層による強さを見せたユンボビスマの一騎打ちの様相を呈したブエルタ。
3周目のTT以降の展開を追いかけながらブエルタの感想を書いていきたいと思います。
3週目最後の山岳
2回めの休養日である13ステージの前、クイーンステージである12ステージまでのマイヨロホ着用日数は
ログリッチが1~5、10~11の7ステージ
カラパスが6~9、12の5ステージ
と白熱のレースを見せています。
こちらの記事で書かせてもらったように13ステージの行方はログリッチに軍配が上がり、13ステージ終了時点で39秒のアドバンテージを得ました。
14~15ステージは逃げ、スプリンターが魅せあい総合勢はTTの疲れをできる限り回復させ、来る最終決戦に備えました。
16ステージでは10ステージで見たかのような展開。
上位3着のボーナスタイムを狙いログリッチがゴールスプリントに加わり、2位でフィニッシュ。
ボーナスタイム6秒を獲得したことによりからパスとのタイム差を45秒としました。
そしてやはり動きがあったのは最後の超級山岳が待ち構える17ステージ
フィニッシュのコバティージャ峠の山頂までに3~1の山岳が5つの難関コース。
逃げ切りのゴデュが今大会2勝目を飾りました。
注目の総合争いは最後の5kmを切ったあたりから動きが激しくなり、まずカラパスがアタック。
これについていけないクスがログリッチにチェックさせますが何やらログリッチも厳しそうな雰囲気。
再びカラパスがアタックするとログリッチは反応できず。
残り3km地点。
これは・・ひょっとするとひょっとするぞ・・・・・
そこで先行して逃げていたホフステードが前待ちで一番厳しいタイミングでログリッチをアシスト!!!
あの場面で味方がいるという物理的な風よけによる体力温存もそうですが、精神的な安堵感、勇気は計り知れないパワーとなるはずです。
これがなければ歴史は変わっていたかも・・・
カラパスも懸命に回してゴールしますが24秒届かず、
ログリッチの2年連続のマイヨロホ、ブエルタ総合優勝がほぼ確定しました!!!
Congrats @rogla 🙌🏽 Gran deportista, mi máximo respeto!! pic.twitter.com/UJoWHyHY7e
— Richard Carapaz M (@RichardCarapazM) November 7, 2020
17ステージ終了後にログリッチは一直線にカラパスと健闘を称え合いました。
感動。
そしてマドリードへ
最終ステージとなるマドリード。
ゴールすれば総合優勝、各賞ジャージも確定ということで前半はもはやエキシビション。
😊Día de celebración / Celebration's day! 🎉
— La Vuelta (@lavuelta) November 8, 2020
🥇 @rogla 🇸🇮
🥈 @RichardCarapazM 🇪🇨
🥉 Hugh Carthy 🇬🇧#LaVuelta20
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表彰台の3人。
最後の見せ場であるスプリントは完璧な形で持っていったボーラ・ハンスグローエのアッカーマンが今大会2勝目を飾りました。
ログリッチが大会2連覇!!
ポイント賞も2連覇!!
山岳ポイントはギオーム・マルタンが獲得。
最優秀若手はエンリク・マスでした。
チーム別ではモビスターが1位。
やはりトリプルエース制のモビスターは強いけどいつもバラバラだよな・・
デュムランが抜けたけど安定の強さのユンボビスマ。
個々の強さが光るイネオス。
来シーズンも2強による争いが続くのでしょうか?
果たして・・・
それでは!!