こんにちは!もろへいやです!
オーディオ好きの私としてはいい音は有線だ!と頑なに有線イヤホン、ヘッドホンで音楽を聞いていたものですが
最近のオーディオではワイヤレスがスタンダードになってきましたね。
特にここ2,3年はAppleのairpodsの流行もあり、左右完全に独立したフルワイヤレスが急激に流行りました。
しかしワイヤレスとは実は奥が深いんです。
ワイヤレス、すなわちBluetooth接続ですが、Bluetoothのバージョン、コーデック、プロファイルなどよく分からないワードがたくさん出てきます。
何が何の意味を持つのでしょうか?
またそれを踏まえて何を選んだら良いのでしょうか?
そんなことを書いていきたいと思います。
Bluetoothのバージョンとは
Bluetoothのバージョンは1から最新の5.2まであります。
詳しくはウィキペディアなどで見てください。
細かい追加機能など載っています。
Bluetoothのバージョンは合わせないと使えないとかそういうものではなく基本的には関係なく繋ぐことができます。
ただし、3以前は「クラシック」、4以降は「LE(Low Energy)と通信規格が変わっており、互換性はない、
と多くの記事で書いてありますが少々誤解を生む表現ですね。
基本的にスマートフォンやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)は3以前の企画と繋げるBluetooth smart readyなので、例えばVer2.1のヘッドホンとVer5.1のスマホで接続自体はできます。
ちなみにうちにKENWOODの「AS-BT77」(Ver2.1)がありますがXperia1Ⅱと接続できています。
ただその場合、Ver5.1での接続はできず、Ver2.1での接続になります。
→つまり通信速度が上がったり、途切れづらくなったり省電力になったりといった新バージョンの恩恵は受けれません、ということ。
また、バージョンの他に「Class」の違いもあります。
これは電波の到達距離の目安で下記の通り
- Class1:最大100m
- Class2:最大10m
- Class3:最大1m
プロファイルとは
プロファイルとは簡単に言うとBluetooth接続で何ができるか、というところ。
先程の「AS-BT77」を例に上げてみると
Bluetooth®部※1 | バージョン | 2.1+EDR(Class 2) |
---|---|---|
対応プロファイル | A2DP | |
対応コーデック | SBC | |
NFC接続 | ● |
「A2DP」のプロファイルのみですね。
A2DP | ヘッドフォンやイヤホンに音声を転送する機能 |
要は音声の転送機能しか持っていないということになりますので
このスピーカーは音楽の再生専用と言うことになります。
もう一つ持っているスピーカーを例に出すと
「SRS-HG10」
対応プロファイル *2 | A2DP,AVRCP,HFP |
---|
これは先程の音声転送に加えて
AVRCP | AV機器のリモコン操作 |
HFP | ヘッドセット等の通話機能 |
という曲の送りの機能や通話機能を持っているということになります。
もし、音楽再生機能だけではなく、通話機能も欲しいという方は上の「HFP(Hands Free Profile)」に対応しているかを確認しましょう。
コーデックとは
ワイヤレスオーディオを見ていると対応コーデックについて見かける時があると思いますが、音質や使い心地に大きく影響する部分なので必ず確認するようにしましょう。
先程出てきたプロファイルの「A2DP」は必ず「SBC」コーデックに対応しているので少なくともワイヤレスオーディオは「SBC」には対応しています。
このコーデックは送信側(スマホなど)と受信側(イヤホンなど)のどちらも同じコーデックに対応していないとそのコーデックで再生することができません。
先程の「AS-BT77」はSBCしか対応していません。
しかしSBCは基本的に音質劣化も大きく、遅延も大きいため各社他のコーデックを対応させることが多いですね。
非常にわかりやすくまとめられていますので興味があれば見てみてください。
何に対応しているか重要な点は
iPhoneはSBC、AACに対応しているため、iPhoneユーザーは必ずAACに対応しているオーディオ機器を選ぶようにしましょう。
それに対し、AndroidスマホはSBCに加え、apt-xや機種によればapt-x HD、LDACなどハイレゾ転送が可能なコーデックに対応しています。
なのでAndroidユーザーは少なくともapt-x以上のコーデックに対応しているオーディオ機器を選ぶようにしましょう。
何が違うのかは先程の記事に書いてありますが、簡単にまとめると
- AAC,apt-x:低遅延が特徴。You Tubeなど音声と映像を見る場合はこれ。
- apt-x HD,LDAC:ハイレゾ相当。ただし大容量のハイレゾ音源はその分遅延も大きい為、基本的には音楽鑑賞専用。
- apt-x adaptive:送信側では徐々に増えてきている規格。低遅延、高音質を両立させた次世代コーデックだが受信側の対応機器が少ない。
まとめ
Bluetoothのバージョンやプロファイルなど聞き慣れない単語について詳しく解説してみました。
有線ですとたださして聴くだけですがワイヤレスだと対応している規格というところを気にしないといけないので厄介ですよね。
ぶっちゃけオーディオなんて店舗で繋いで聴いて良かったら買う、ぐらいの単純な考えで良いんですが
このご時世や、地方の方は近くに展示品がなかったりしますのでスペックやレビューで判断するしかないですからね。
次回はおすすめのワイヤレス機器や手持ちのオーディオ機器の紹介、レビューをしたいと思います。
よかったらまた見てくださいね。
それでは!